私的にはバンカーショットは「フェースを開くより腰を落とした方がより簡単にバンカーショットが打てる」と思っています。ゴルフクラブの構造からバンカーショットを考えると「フェースを開く」と「腰を落とす」はニアリーイコール(フェースを開く≒腰を開く)の関係性になっているからです。
27日のラウンドレッスンはバンカーショットをメインにご指導させて頂きました。指導のポイントは「ボールをクリーンにヒットする練習」です。バンカーショットでボールを直接打つとはなかなか不思議な練習ですが、クラブの使い方やクラブの特性によって面白い(不思議な)結果が出る事があります。このバンカーショットの練習でゴルフスイングの中に感覚と現象の差がある事が感じ取れると思います。これは砂の上でなければなかなか感じ取れない感覚です。(動画では「感覚と現象の差」が伝わり難いのが残念ですが、ラウンドレッスンで実際に打ってみると「その差」にびっくりされます!) 赤いシャツの方が今回のラウンドレッスンの動画で、青いシャツが垂木プロ9番アイアンバンカーショットのデモンストレーションです。
レッスン生の皆さんにはバンカーショットを徹底的に練習して欲しい。必ず「他のショットも上達する」からだ。(特にドライバーショットが上達する。)...
27日のラウンドレッスンで体得していただいた技術の一つをブログでご紹介します。それはバンカーショットです。「バンカーショットはフェースを開く」この言葉はみんなが使っている言葉ですが、私はその言葉は余り使いません。ラウンドレッスンではその言葉の違いを体感していただき、バンカーショットも普通のショットと同じ打ち方であるということをご理解いただきます。バンカーショットは現場(ゴルフ場)でご指導させていただければかなり上達が期待できるショットの一つです。
両方の動画共にスイング中に意識しているポイントは同じです。このスイングを習得すればバンカーショットの既成概念はあまり必要ありません。目玉のバンカーショットは少しロフトが立ったクラブで、ボールをクラブフェースで伏せる様に打てば意外と簡単にバンカーから出せます。このバンカーショットを成功に導くための要素が「腕を硬くしないこと」と「ボールをクラブフェースで伏せる様に打つ」ことです。 目玉のバンカーショットを「ロフトの立ったクラブ」で練習することで、普通のバンカーショットはさらに簡単に感じることが出来るでしょう。
26日のラウンドレッスン中にご質問をいただきました。「バンカーショットはボールの下をすくう様に打っていますか?」ご質問をされた方は「バンカーショットが超苦手」とのことです。私はご質問をそのまま返させていただきました。「〇〇さんのバンカーショットのイメージはボールの下に、うまくクラブヘッドを入れようとしてませんか?」、、、、、、、、〇〇さんのお答えは「うまく入れようとしています。プロのバンカーショットを見るとそのように見えますから。」 私は一瞬すごく考えました。「私はボールの下にクラブヘッドを入れるようにスイングしてないのです。」どちらかと言うと「私自身バンカーショットに関しては特殊なことをしている意識がないのです。」普通のスイングと何も変えていないのです。このことを先ずは素直にフィードバックさせていただきました。そしてまたご質問させていただきました。「バンカーショットで色々なことをやろうとし過ぎてませんか?」答えは「YES」でした。私自身その気持ちが痛いほどよく分かります。今回のブログでは今回のレッスン生にご指導させて頂いたことを一つピックアップしてみます。 ゴルフスイングは色々と考えれば考えるほどに「手ばかりが動き始めます」そして身体の動き(下半身の動き)が止まってきて、更に手に力が入ってきます。今回のレッスン生に必要なこと、それは「手の力を抜いてゆっくりとスイングする」ことです。そして第二スッテプとしては「ゆっくりスイングそのままでフィニッシュまで振り抜く」ことです。「思いっきり打ち込む」とか「ダフらす」とかはいりません。ゆっくりスイングすることです。これまでは思いっきりダフっていたバンカーショットがこの練習を始めるとトップのミスに変わってきます。ここで重要なことはそのままバンカーショットの練習を続けることです。トップを失敗だと考えて他ごとをしないでください。スイング中に下半身が使え始めると同時に、見事なバンカーショットが打てるようになってきます。それまではラウンドレッスン中にご指導させていただきたポイントを意識して練習してください。 練習を繰り返すことで必ず少しずつ良くなってきますよ。次回のラウンドレッスンでバンカーショットを見せていただくことがとても楽しみです。
50ヤードの距離を打つバンカーショットは技術が必要です。SWやAWなどでボールをクリーンに打つ方法もあると思いますが、私なら8番アイアンを使います。理由は50ヤードを打つのに簡単だからです。少しダフってもハーフトップ気味に当たっても「大怪我」しないクラブが「8番アイアン」だからです。...
今回のブログでは「傾斜のバンカーショット」の2分30秒から3分15秒をピックアップしてみます。ここで私がレッスンしていることは「傾斜に対してどのようにアドレスすればバランスを崩すことなくスイングできるか」ということです。...
ゴルフスイングは不思議です。スイングしている人は、思い切って「アウトサイドからクラブを振り下ろしてる」感じがしているのですが、実はそんなに「アウトサイドからクラブは下りていない」ということがあります。この動画の方のバンカーショットもそうです。...
今回の動画は5番アイアンを使ったバンカーショットです。このような転がし出すバンカーショットを成功させるのに重要なことは「状況判断」です。動画の中で國枝プロが「砂はそんなに柔らかくない」と解説されております。ここが条件①です。そして「バンカーの土手が高くない」ことが確認できます。ここが条件②です。この条件①、②が揃うことでバンカーショットで「ランニング(転がし)」を使うことが出来ます。 今回の動画で私は5番アイアンを選択しましたが、ラウンドレッスン中でしたら、間違いなく「パター」を選択しています。何故なら先ほどご説明させていただいて条件①、②が揃うときに「一番確実にバンカーから脱出できるからです。」 もしこのバンカーが「砂の量が少なく、カチカチになっている」状況でしたら転がすクラブを選ぶことで、よりゲームを有利に進める選択になると考えられます。 【パターを使ったアプローチ 】この動画レッスンでもラフからパターを使っています。ラフからのアプローチでも、重要なことは「状況判断」です。次に「クラブ選択」「打ち方」の順になります。