レッスン生さんから、下記の「お困り」のメッセージを頂きました。今回のブログでは私のお返事とまとめを掲載させて頂きます。
垂木プロ
今日〇〇〇カントリーでプレイしました。
ショットは良いのもでましたが、アプローチが散々でした。
クラブを縦に使うイメージが今までの感覚と違うせいか、体が突っ込んでダフリばかりでチョロを連発しました。修正するためにアドバイスをお願いできないですか?打ち方がよく分からなくなってしまった…。
〇〇様
ご連絡をいただきありがとうございます。
身体全体を使って「ゆっくり」とクラブを動かす事を意識してアプローチ練習をして頂くことがよろしいかと思います。
垂木プロ
ゆっくりからだ全体ですね。
アイアンの捕まりが良くなり、アプローチも捕まえようとして体が突っ込んでいると思うます。竜泉寺で修正がんばります。
アイアンの捕まりが良くなり、アプローチも捕まえようとして体が突っ込んでいると思うます。竜泉寺で修正がんばります。
〇〇様
素晴らしい分析だと思います。
コツコツと練習を続けてみて下さい。
宜しくお願い致します。
垂木 隆明
『まとめ』
今回いただいたメッセージから読み取れる事は、前倒しスイングを実践すると「フルショットでは掴まりの良いナイスショットが打ててきた」という事です。そして良くなってきたフルショットに比べてアプローチショットがうまくいっていないという事が分かります。
最近のレッスン生さんの上達の傾向として、今回いただいたメッセージのような上達の手順になる方が非常に多いです。先にフルスイングが良くなっていかれます。ラウンドで掴まりが良いショットが打てた時は、結構感動されて喜んでいただけます。
ただし、そのフルスイングが良くなった状態で5、6回ラウンドをされると「アプローチがうまくいっていない」のでスコアは伸びていかない事に気付かれます。
ここからが問題です。フルスイングの上達より、アプローチショットの上達の方が数倍難しいという事です。
フルスイングは、そこそこの精度でボールが打てれば良い感じでラウンドができますが、アプローチショットではある程度の精度でOK(20ヤードのアプローチで、グリーン端っこでも乗ればOK)とはならないのです。
実際にアプローチショットを上達しようと思えば、練習場ではフルスイングの練習量の3倍はアプローチショットでボールを打っていただかないといけないと思います。自主練習をするなら「フルスイングは50球で、アプローチショットは150球」を打つ感じで練習していただく事になると思います。スコアが良い人ほど、このぐらいの割合で練習しているはずです。
そしてアプローチショットの上達には「環境」も必要となります。(実際は、これが一番の問題となることが多いです。)その環境とは「芝生の上でボールを打てる環境を作る」という事です。手前味噌にはなりますが、その環境を提供できるのが私とのラウンドレッスンとなるはずです。