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「あれ?」っと思った事

 関東地方のレッスン生さんと東海地方のレッスン生さんは、たまたま同じメーカーの同じアイアンを使っていた。(ただしシャフトのスペックなどに違いは有る)

 レッスン中にデモンストレーションでショットをしてみると「本当に同じメーカーの同じクラブなの?」と聞きたくなるぐらいに違いがあるのだ。クラブにお詳しい人なら「シャフトの違いでクラブ全体にも違いが出来るでしょ」と仰られるとは思うけど、その範疇を超える違いが有った。

 正直に言って「そのまま競技で使いたい」と思えるクラブと「これを使い続けると多分スイングが壊れる」と思えるぐらいの違いがある。ここでいう「スイングが壊れる」とは「このアイアンを使い続けてアイアンショットが上達すると、ドライバーやフェアウェイウッドが打てなくなる」という意味である。

 

 このブログをお読みのレッスン生さんなら「上手く打てないアイアンを使っているレッスン生さんに、アイアンの事を教えてあげればいいじゃん」と思われるかと思うが、実は何度もお伝えしている。しかし私の言うことよりも有名メーカーの最新モデルのアイアンの信頼性の方が高いらしい。それは仕方ない。何故なら私がその人の立場なら「まずは有名メーカーの最新のアイアンを信頼するはずだから」である。

 ただそのまま同じアイアンを2年使い続けたら必ず上達は2年遅れる。「アイアンを変えてみたら」と何度も言うと嫌な顔をされるかもしれない、、、それでも言わなきゃダメでしょか?

 何より残念なのは、ロフトやライ角が微調整出来ないヘッドだという事だ。微調整出来ればレッスン生さんにクラブの違いを体感してもらえるのだけど、それが出来ない。ゴルフの上達ってかなり難しいと思う。