「脇を締めて」では肩関節が使えません。垂木プロのスイングレッスン

 動画にご出演いただいたレッスン生さんが、動画の1分15秒のところで「この使い方(肩甲骨の使い方)は教わらないですよね」と仰られていましたが「間違いない」と思います。従来のゴルフスイングの概念では指導出来ない内容だと思います。

 何故なら、主流のフラットなスイング軌道では脇を締めてスイングする事が多く、当然に肩甲骨(肩関節)は使えなくなるはずです。そのようなスイングを指導をされている方々が肩関節の使い方の指導をされるとは考え難いからです。

 もう少し簡単に例えると、ボールを投げる時に「脇を締めて」と指導しますか?となります。投球動作をする時に肘は肩関節よりも少し高い場所を移動した方が肘自体を痛める事が少なくなるはずです。この野球(投球動作)における常識は、ゴルフスイングの動作にも当てはまると思うのですが、ゴルフスイングの理論では「脇を締めるな」は非常識となる可能性が高くなる様な気がします。

 10年以上にわたって「スイング中は脇を締めすぎないで」という情報をYouTube等でお伝えしてきましたが、最近になってようやく「脇を締めて」という情報は余り見なくなってきました。もしかしたら私の情報が少しはお役に立てているかもしれません。