今回の大阪での個人レッスンでは「ゴルフスイングの上達とは何なのか?」を考えるきっかけになった。
レッスン生のスイングに「焦り」が消えていた。おおらかにゆっくりスイングが出来るようになっていたのだ。
ゆっくりスイングできると腕の力が抜けて、しっかりとボールが打てるようになっていた。
「スイングがすごい良くなっていますが、何かあったのですか?」と私は聞いた。
レッスン生は「香川県でゴルフをプレーしたのが良かった」と答えられた。
私は『えっ、何それ?』と思ったが、レッスン生は続けて答えられた。
(香川でプレーした時に)ゴルフ場の従業員さんや他のプレーヤーが「のほほん(細かい事をあまり気にせずに)」と1日を過ごしている所を見て、何かを悟った。
レッスン生の悟りと、実際に起こっている良い変化を見ていると「ゴルフの上達は身体を力を緩める方が大事なのかもしれない」と考える事が出来る。身体を緩めるにはゆっくりと体全体でスイングした方がいいはずだ。指導者の視点から見ても、確かにスイングの良い悟りを開れているように感じる。
そうなって来ると、次の問題は「その悟りがいつまで続くのか?」だと思う。
ただ一度出来るようになった事は、また思い出して出来るようになる。
その繰り返しが上達の過程なのである。