正しいインパクトと聞けば誰しも『目標に対してクラブフェースがスクエアにボールに当たる』とイメージするはずですが、この動画でのインパクトでは「目標に対してクラブフェースをボールにスクエアに当てる」という動作は「全く」と言っていいほどありません。
今週のメルマガで「飛距離の向上するために必要な練習」についてのお話をしました。
そのメルマガをご覧いただいた読者さんから「飛距離の向上について」改めてご質問が来たので、なぜ私とレッスン生さんが飛躍的に飛距離が向上したのかをさらに深く考えました。
色々考えた結果「インパクトの瞬間にボールに対してクラブフェースをスクエアに当てるという指導を一切していないから」という答えに辿り着くきました。インパクトの瞬間で方向性を気にしていないから(方向性を気にしなくても大丈夫な打ち方だから)ボールを強く打てるのです。
私自身30年以上真剣にゴルフスイングと向き合ってきましたが「インパクトの瞬間にボールに対してクラブフェースをスクエアに当てる行動」と「ボールを強く打つ」の2つを意識して同時に行動するは中々出来ませんでした。たくさんの師匠のおかげで「腰を切る」という動作で「クラブヘッドの遅れを、体の開き(腰の開き)で、相殺してボールを打つ」というスイング方法で、ある程度のレベルまでは上達しましたが、私の壊れた身体には無理のあるスイングでした。そして何よりも「全く方向性が違う2つの行動を同時に行わなければならないスイング」はプレッシャーにも弱いいものでした。
プレッシャーがかかると全くもって強く打つ事が出来なくなるのがゴルフスイングです。私の今現在は方向性のプレッシャーから解放されています。だから強く打てるのです。