· 

「ソールを滑らせる」と「ダフリ」の関連性


 「ボールの打ち方が分からない」と仰られるレッスン生は非常に多い。悩み迷った末に行き着く先は、ボールの少し手前からソースを滑らすような打ち方となることが多い。ほぼ100%のゴルファーがそうなる(ボールの少し手前からソールを滑らす打ち方になる)と言っても過言ではない。私も30数年前のゴルフを始めた時から、そう思っていたし、そう習ってきた。

 

 現在の私のゴルフスイングは全く違う概念になっている。最初からソールを滑らす事を前提にスイングすることはまず無い。それはバンカーショットでもフェアウェイウッドのショットでも同じだ。クラブヘッドには重心があるのでソールをボールの手前から滑らそうとした時点で、若干のダフリ打ちをしていることになる。この若干のダフリ打ちは練習場のマットの上では Good shot が打てている様に感じる。だからこそミスに気がつき難い。コースで30ヤードから50ヤードのアプローチをミスる人は、若干のダフリ打ちが芝生の上からのショットでミスになっている事が多い。

 

 ラウンドレッスンでバンカーショットの練習をする理由は、バンカーという場所がボールを直接打つ練習に最適だからである。トップオブスイングからボールを直接打てるようになれば、ボールの手前を打つのは意外と簡単に出来る。この練習は他のショットにも良い影響を与える。だからこそラウンドレッスンで一番時間を使うのがバンカーショットの練習なのである。