【10月27日のラウンドレッスンの振り返り】
年齢を重ねても向上する秘訣は「運動神経」や「体力、柔軟性」に頼る事の無いスイングを習得する事だと思います。
そうは言っても、「垂木プロの身体に優しいゴルフスイング」でも本気(全力)を出してスイングする時は、体幹の力が必要とはなりますが、その体幹の力も「その人の持てる力が出せれば十分」というスタンスです。「ヘッドスピードを上げて!」とか「腰を切って」と言うような、アスリート的な指導をすることは全くありません。
私の指導で上達するのに必要なことは「目の前で起こる不思議な事態(不思議なスイングとその結果)に慣れること」です。「慣れ」そして「納得」するのにそれなりの時間が必要となりますが、しっかりと慣れ(習得)てしまえば、そのスイングの持つ不思議な力をいつでも引き出せるようになれます。
余談ですが、スイング中に発揮される「不思議な力」は目には見えないのです。自分から見ると「何で(ボールに)当たるのか分からない」のですが、外から見ると普通のスイングに見えるのです。だからこそ「不思議」で「分かり難い」のです。
不思議な力のスイングは運動神経の優れた人に対抗するのにはもってこいだと思います。20歳から55歳ぐらいまでは体力で勝負できても、60歳から70歳で逆転現象が起こるはずです。これって結構嬉しいはずです。私的には「年を重ねた時にこそ笑ってゴルフを楽しみたい」と思っています。その価値観だからこそ「他の人と違った指導方法」になっているのです。