今回のブログは、メールマガジン「垂木プロのブログでは言えない話」のようなトーンと内容で書いてみます。
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アイアンのヘッドの先っぽ(先端)でインパクトしてしまうとクラブ本来の飛距離は出ません。
では何故アイアンヘッドの先っぽにボールが当たってしまうのでしょうか?
理由は「クラブヘッドをボールに向かって下げにいく(クラブヘッドをボールに当てにいく)ようなスイングをする」とそうなります。
細かく(ミスの手順を)説明すると
①ダウンスイングからの意識が「ボールにクラブヘッドを当てにいく」になり、②ダウンスイング以降の動作が「クラブヘッドをボールに向かって下げにいく」となり、③「インパクトで手元が浮く」というスイングエラーが出現し、④「アイアンの先っぽにボールが当たる」という結果が出るとなります。
①番のところで「ダウンスイングからの意識が」となっていますが「”無意識”で上記の手順のミスをしてしまう」ところがゴルフスイングの難しいところです。
私はそのミスの連鎖を変えるために「右手が上でスイングしてください」とご指導しております。
ここで「それではボールに当たらないですよ。」となれば、①の手順「ボールにクラブヘッドを当てにいく」に戻ってしまうのです。
私のレッスンでは「クラブヘッドを下げない感覚でボールが打てる」ようになるまで何度も何度も練習を繰り返します。
「そのスイング(クラブヘッドを下げない感覚)で、どうしたらボールに当たるの?」の答えが出ない間はミスショットの無限ループから出れない感覚になるでしょう。レッスン生にとってはここが耐え時であり絶え時ともなります。
多くの指導者はこの問題点を解決するために「ボールにクラブヘッドを当てやすいスイング(腰を先に切るフラットな軌道の(スライス系)スイング」を指導します。私も正直「簡単なスイングを習得したいなら、そのスイング方がいい」と思います。皆が知っているスイングと同じで理解もしやすいでしょう。
ただ私は「そのスイングは本物の良いスイングではない」と思っています。何故なら「そのスイングは年齢を重ねた時に身体を壊す可能性が高いから」です。そして私が指導しているスイングでの「インパクトの感触」を一生味わうことが出来ないのも残念なところだと思います。