【11月2日のラウンドレッスンの振り返り part2】
Iさんの目標は「ハーフ30台のスコアを出せるようになること」です。レッスンのポイントはFWでした。本来「FWはミートがしやすいクラブ(簡単なクラブ)だ」と私は考えています。(持っているクラブがハードスペックなクラブならFWは難しいクラブになると思います。)(自分に合ったフェアウェイウッドを持っているのに)フェアウェイウッドが簡単に打てないのは、スイングのどこかに問題があると思います。今回のラウンドレッスンはその問題点を追求していきました。
そして改善すべき点だと感じたのが「左手の握り方とクラブを握る強さ」でした。
少し余談ですが、私の指導では左手のグリップはかなり緩く握ります。緩く握る理由は「左手の握りが強くなると左腕に力が入る」からです。「左腕に力が入る」の行き着く先が「右手の力が入り過ぎる」になるのです。緩く握ってもインパクトで緩まない方法が握り方にあるのです。グリップを緩く握ってもインパクトで緩まなくなることで、ボールを掴まえるスイングが無理なく出来るようになるのです。
左手の握り方は「一回習えば完全に習得出来るモノではない」と断言できます。スイング技術の上達と同じスピードで、少しずつ洗練されていくのが「左手の握り方とクラブを握る強さ」です。私の指導を長く受けて来られた人なら分かると思いますが(スイング技術がかなり上達してきても)毎回グリップの握り方をメンテナンスしているはずです。
ゴルフを30年以上続けてきて分かることは、「個性の溢れるスイング人でもシングルハンデ」という人はたくさんいらっしゃいますが、変なクラブの持ち方をしている人にゴルフの上手な人はいません。
「変なクラブの持ち方の人にゴルフの上手な人はいない」はこの先30年後も変わらないゴルフ上達の掟だと思います。