兵庫県の84歳の方から「最後の花を咲かせたい」「まだまだ向上したい」との思いで垂木プロオリジナルパターのご注文をいただきました。私にとっては「これまでとは違うタイプの課題」だと感じましたが、基本のコンセプトは変えずにパターを作製しようと思います。基本のコンセプトとは「パターの打ち方をそのままショットに繋げることが出来るパター」です。言い換えれば「パターを練習することでショットが良くなる」という事です。
私のラウンドレッスンを受講された事がある人なら分かると思いますが、レッスン生の皆さん意外とパターを使ってしっかりボールを打つことが出来てません。ここ(パターが打てない)を修正する事が「ラウンド中に、大きなスイング(他のショット)を壊さない秘訣になる」のです。だからパターに拘るのです。
ラウンドレッスンの合間や終了後に試打と調整を何度も繰り返して少しずつ良い感じに仕上げていきました。クラブの調整もスイングの調整も「良いところまで来た(良い感じに仕上がってきた)」と感じてからが本当の勝負です。
「やり過ぎてしまう」のです。ゴルフレッスンで言えば、力を抜いて打っている時は良かったのですが、「もう少し」と少しずつ力を入れて、最終的にやり過ぎてしまうのです。そして「さっきまで良かったのに」となってしまうのです。これはクラブの調整も全く同じです。本当に良いモノ(スイングもクラブも)を作ろうとするなら、「良い感じに仕上がってきた」ところからが頑張りどころです。
良いモノはインスタントに出来るモノではないという事です。