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帰り道に時代の変化を感じた

 6月7日の個人レッスン会終了後、夜の高速道路を名古屋に向かって走っていると前の車が字光式ナンバーだった。「懐かしー」と思った。イケてる車といえば、リトラクタブルヘッドライトに、字光式ナンバーと、後部座席のスピーカーが光ってた記憶がある。今は見かける事が少なくなった。

 他の事を考えていてもすぐにゴルフに考えを結びつけてしまう癖で、昔のゴルファーで流行っていて今は無いモノについても考え始めた。私が子供の頃にゴルフ場で流行っていたモノで今は殆ど見かけないモノは「糸巻きボール」だ。昔のゴルフファーにとって糸巻きボールといえば上級者の証の様なモノだった。その昔私も使っていたが今はその記憶が薄れている。今使うとどんな感じになるのだろうか?

 サービスエリアでの休憩中に全米女子オープンを日本人選手同士でプレーをして笹生選手が優勝したシーンを少し見たが、私がジュニアから学生の時代に「日本に由来している19歳が世界のメジャーで優勝する」なんて想像もできなかった。今の若い人たちを見ていると私の時代とはかなり違って「遠慮」がないように感じる。だからこそ世界を相手にしても攻めのゴルフが出来るのだと思う。

 「遠慮」とは、ある意味で日本人の美徳でもあり悪癖でもあると思う。私が子供の頃は「遠慮や配慮を無言で求めていた」ように感じる。それが親や先生や監督さんの躾だったのか何なのかは分からないが、自分は子供の頃から色々なところで「遠慮と配慮を無言で求められていた」に感じていた。「遠慮や配慮」が無難に出来れば日本の社会人としては生きやすくなると思うが、勝負となると遠慮すると遠慮した結果が出る。私自身で嫌という程経験した。

 その点で今の若い人はバランス感覚がいいと思う。今の10代後半から20代前半ぐらいの人と触れ合うと意外と優しいし細やかな気配りが出来る。若い人達と触れ合うと時代が変わっている事に気付く。「若い人から学ぶことは多い」と思った。