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インパクトからフォロースルーで左手首が背屈するミスの原因を探る

 今回の動画の中で特に重要なレッスンポイントは1分10秒から1分21秒です。インパクトからフォロースルーにかけて左手首が背屈しています。これを修正しなければいけません。

 ただ問題は「手首の問題を修正する」という単純なモノではありません。グリップの握り方(クラブの握り方)に始まり、アドレス時の”両手”の位置、左右の手の力のバランス、ダウンスイングで力を込めるタイミング及び場所、クラブの使い方のイメージ、ボールの打ち出し方向の作り方、その他まだまだ要素がたくさんあるのです。その要素の”どれか”がズレていると、その結果とし出現しているミスが(今回の場合は)左手首の背屈となるのです。

 今回ご出演いただいたレッスン生の方がパッティング練習中に無意識でズレてしまうポイントは「左手の握り方」と「アドレス時の両手の位置」です。それはフルスイングで起こるミスの原因にも共通しています。

 上達すればする程に「左手の小指の、どの関節に、クラブをひっかけて、薬指は、、など」の細かい要素が重要となります。垂木プロの身体に優しいゴルフスイングはスイングにも創意工夫が凝縮されてますが、グリップの方がスイングの何倍も工夫を凝らしています。何故ならクラブヘッドの動かし方以上にグリップ(クラブの持ち方)の方が大切だからです。グリップのズレは後になって必ずスイングのズレとして現れます。