この動画レッスンは、スタートから20秒までのところに「垂木プロの身体に優しいゴルフスイング」の本質が隠れてある。
「うまく打ててる時は、どうやっているのか(どのようにスイングしているのか)が分からない。」
私から直接指導を受けている人なら何度も「この言葉」を聞いたことがあると思う。「何故、何度もお伝えしているか」を考えることが本質を見抜く事だと思うし、そこに光を見出せる人が本質を見抜ける人だと思う。「うまく打てている時は、どうやっているのか(どのようにスイングしているのか)が分からない。」この言葉を理解することが、ボールを上手く打つ秘訣だと思う。
ゴルフにおいて「答えを探そう」とする人が迷うのは、答えは時と場合によって変わってしまうからだ。ただし「本質を見抜く」となると時と場合によっての大きな変化を受けることは少ない。私の指導は正しさや答えを求めている人にとっては「よく分からない指導に感じてしまう」かもしれないが、それでも同じ指導を続けているのにはそんな理由があるからだ。
正しい答えを探すことや、模範回答を暗記することが間違えている訳ではない。初等教育から中等教育では暗記や基礎教育が必要だと思う。何故なら高等教育になると、中等教育までで体得した学びを応用することになり、それより先になると「答えがない問題」を解くことになるからだ。その先には「自分で問題を見つける」が待っている。
何故両親が「勉強せえ」と言ってたかが、今となってよく分かる。「親父、オカン、ごめんね。私はゴルフばっかりしてました。」だから今必死に勉強しています。
最近ジュニアゴルファーを指導する機会が増えてきたことで「教育」が非常に大切な事がよく分かった。「勉強せえ」なんて言わなくても「やっている」こともよく分かる。私より素直な目で本質を見抜いているのは子供達かもしれない。
本来は「勉強せえ」と言う前に、勉強の仕方を教えてあげなければならない。勉強の仕方が分かり「自分も出来るかも」と自信が持てたならば勉強が苦じゃなくなるからだ。それはゴルフも同じだと思う。