初代 ビックバーサ スチールヘッド【垂木プロのクラブ試打】

 レッスン生のクラブを試打させて頂きました。試打したクラブは【初代 ビックバーサ スチールヘッド】です。1998年発売のクラブですから20年以上前のクラブです。所謂「名器」と呼ばれるクラブの一つです。今回試打しての私の率直な感想を書かせて頂きます。

 打感は「硬め、重め」です。このクラブを試打して非常に良いと感じたところが2つあります。

①ダウンスイングからフェースアングルを意識しやすかった事②ボールを掬い打ちが出来ないクラブに感じた事

この2点です。

 試打して面白いと感じたことは、ボールを上から潰すように打ってもバックスピンがかかり難かったことです。バックスピンがかかり難いということは弾道が低めだという事です。試打したクラブはクリークでしたが「全くもってクリークの弾道ではない(低い弾道)」と感じました。「私のヘッドスピードではこのクリークさえあればスプーンは出番がない」とも感じました。

 フェースアングルを意識してスイングが出来る人で、低弾道のボールを打ちたい人にとっては、今でも現役で使えるクラブになると思います。飛距離重視というより方向性とスピンコントロールに優れているクラブだと感じます。

 

 現状のままでは「身体にキツめのクラブ」に仕上がっているように感じました。私なら試打をしながら「垂木プロ流の調整」を施していきます。