この動画は、前倒しダウンスイングの練習(初級から中級編)の重要な部分を必要な手順で見れるように編集してみました。
ダウンスイングの取り方を研究しているレッスン生の方は、この動画の内容を徹底的に真似すること(真似る練習)から初めても良いと思います。例として、一番最初の練習の内容は「クラブヘッドを振らない様に、クラブを動かす練習」です。本気で真似をすると「滑稽な感じがする」かもしれませんが、本気で真似をすると「この動作の本当の意味と理由(真理)」が見えてくるはずです。本気でやるときは「極端な位」で丁度良いでしょう。「(遠慮しながら位の)やってますぅ〜」では殆どやっている様には見えません。
この動画の一つ一つの練習に意味があります。その意味を考えて紡いでいくと「スイングの物語」が展開されます。最初は断片的でもいいので「スイングの物語」を見つけてみるといいでしょう。その物語を垣間見えた人には必ず良い変化が訪れると私は信じています。
「スイングの物語」は昔から受け継がれてきたものです。昔の師匠は弟子に「技術は見て盗め」と言ってきましたが、私も最近「技術は見て盗め」の真理が少し分かってきました。表層部分で起こっている出来事や起こった出来事に対しての意味付けとしては言葉は雄弁に使えますが、表層部分からは見えないものを理解するには、言葉以上に感じて受け取る(感じ取る、見て盗む)方法が最適です。例えると讃岐うどんです。香川県民の私が、どれだけ必死に讃岐うどんの美味さを「言葉」で伝えても、地元の店で本当に食べた一杯のうどんから感じた感覚は私の言葉と超えると思います。その感覚を「言葉で説明しろ」と言われたら「食べてみな」としか言えないのが本音だと思います。
言葉は聞いたら理解できますが、感覚は努力しないと手に入りません。情報化社会では「言葉で理解する」に流れがちだと感じてしましますが、自分で行動して感じ取った情報は言葉の説明と比べて情報量としても多く、更にアウトプットにも適しています。
感覚は感じ方や受け取り方が人それぞれ違います。だからこそ最近の私の指導は「多くを伝え過ぎない」ようにしています。それは「伝わり方の間違い」を防ぐことにもなり、レッスン生が考える時間を作ることにもなっています。もちろんゴルフ上達に必要な最善のヒントは「豊富」に用意しております。必要な時に必要なモノをご提供出来る準備は整っています。
私の心意気は動画作りにも入っています。感じ取り方(見え方)が上達の度合いによって変わってくるはずです。それは色々な言葉の説明を入れ過ぎて無いからです。