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自分の「理想の打ち方」に近付いている。

 今回のラウンド動画で私がスコアを縮める事が出来るところは「スタートホールの4打目(30センチ強のショートパット)」だと思う。しかし「このショートパット」が難敵だ。緊張感が加わると「全く予期せぬ結果(動作)が出る」からだ。その予期せぬ結果をたくさん経験すると、少しずつイップスになる。「また外すのではないのか」とイップスがイップスを強固にするのだ。

 私は「スキル(打ち方)」と「ツール(パター)」を徹底的に分析して「自分の答え」を持っている。だから今は「昔のような手が震える」は無くなったが、それでもパッティングを打つ時はいつもドキドキしている。30CMのパターを打つ時も「絶対入る」とは思っていない。「何%かは入らない確率を秘めている」と自分に言い聞かせながらパターを打っている。そうしないと「予期せぬ結果が出た時」に自分を責め過ぎてしまうからだ。自分を責め過ぎると、プレーのリズムが悪くなり、スイング動作が重くなる。

 徹底的にショートパットのスキルを磨き、それでも「自然には勝てない」と感じた時に、私の気持ちは無力感にはならずに「楽」になった。昔持っていた拘りも少し減った。そうなることで「力み」が抜けてきたのだろうか。自分のプレーを動画で確認して「少しずつ自分の理想に近づいてきた」ような気がする。