私がジュニアゴルファーだった頃「片手打ち」の練習をよくやっていました。今では右手一本でボールを打つ事が出来るようになりましたが、30歳位までは右手一本ではボールが打てませんでした。ダウンスイングから右肩が下がる癖があったからです。今は何故「ダウンスイングから右肩が下がる癖がついたのか」が分かります。私の場合は過度に「左手(左腕)を振り子のように使うと意識してスイングしていた」からです。
一般的にゴルフスイング とは「左サイドのリード」と仰られる方が多いのではないでしょうか。20年以上前はゴルフレッスン等では、今以上にもっと極端に「左サイドのリード」が推奨されていたと私は覚えています。その教えを私は着実に守りました。私は左腕一本でスイングする練習を徹底的に積みました。その甲斐あって「左腕一本でのスイング」はかなり上達しました。でもそこに落とし穴があったのです。そこに気づいたのは25年以上経ってからなのです。過去は変えれませんので、その事に後悔はありませんが、レッスン生の皆さんには私の経験をギュッと凝縮してお伝えしたいと思っています。細かいポイントとなりますが、左腕はメインエンジンではありません。(私の昔はここを勘違いしていました。)まずはここを間違えないようにしなければなりません。
今回の動画レッスンで大切なことは左右片手での練習をすることで、両手を使ってスイングする時に「よりバランス良く両手が一体となって動けること」を狙って練習しています。ここは「ある程度上達してからの課題」です。
ここからは余談です。私の例え話では余計に難しくなる可能性が高いですが久しぶりのブログですし書かせていただきます。今回は「飛行機編」です。
左腕は「垂直尾翼」で右腕は「水平尾翼」のような働きをすると私は考えています。私のイメージでは「右腕でボールの浮力調節、左腕はフェーズアングルの調整(方向性の微調整)」です。どちらも大切な働きをしますが、メインエンジンではありません。
私は「身体の傾き(重心)の入れ替え」がメインエンジンになり、更にボールの打ち出し方向もコントロールするものであると考えます。