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「なんだ、そんなこともわからないのか」は上司の禁句

 昨日のブログの続きです。コーチング 言葉と信念の魔術 落合博満 を読んでの感想第二回目です。今日のブログの内容は81ページです。題名は「なんだ、そんなこともわからないのか」は上司の禁句 です。ここもぜひ読んで頂きたいページです。

 「人間怒られなくなったら終わりだ。」と言っていた人がいました。それも正しいと思います。「この人は何を言ってもダメだろうな〜」と本気で思えば怒ることはなくなると思います。その人を期待しているから怒る(怒れる)のだと思います。指導者となりその気持ちもよく分かります。(怒って問題が解決するなら良いのですが、怒っることで余計に問題が根深くなる事があるので、なるべく落ち着いて話し合うようにしています。だから私は「怒らない」ようにしてます。)

 しかし「なんだ、そんなこともわからないのか」という言葉には「愛」が感じられません。私も何度となく言われた事があるので、この言葉を使われる気持ちがよく分かります。忙しい時に「使ってしまう」傾向があるように感じます。よく考えてみると、相手にも「なんだ、そんなこともわからないのか」という言葉を使ってしまう理由は有るはずです。そこで「そんなこともわからないのか」という言葉を「どの辺りが難しく感じたの?」という質問に変えると、意外な言葉が返ってくる可能性があります。その時に指導者(上司)としての学びがあるように感じます。

 「そんなこともわからないの」を口癖にしないほうがいいでしょう。忙しい時や緊急事態の時に「ポロッ」と日頃の口癖が出る時があるからです。そして言われた人以上に周りの人の反応が「微妙に大きい」時があります。「忙しい時なのに空気が凍りつく」これが後から問題になる可能性があります。これはラウンド中にも当てはまる時があります。