7日のラウンドレッスンを振り返ります。今回は男性と女性のレッスン生お二人でのラウンドレッスンでしたが、ブログでは男性のお客様の振り返りをしていきます。今回のラウンドレッスンは「打ち込み過ぎないゴルフスイングの習得」がメインでした。今回レッスンをご受講いただいたレッスン生は「引っ張り型」と「流し型」の繰り返し指導を「大きな流れ」で2巡目から3巡目に入ってこられました。着実に上達されてされていることがラウンドレッスンでよく分かりました。特にドライバーの上達が顕著に見られました。「打ち込み過ぎないスイング」の習得のためにスイングタイプは「回転をメインにした流し型」でショットしていただいてたのですが、曲がり幅の少ない「感じの良いドローボール」が出るようになってきました。前まではこのスイングでは打てなかったボールです。少しずつ「引っ張り型」と「流し型」が統合できてきたと強く感じました。
バーディーもパーも多く取れるようになり「かなら良いペースでラウンドされた」のは事実ですが、最後の3ホールでスイングの空中分解が始まったのも事実です。それにも理由があります!私も全くと言っていい程の同じような記憶が無数にあります。「競技会等で最後の2ホールもしくは最終ホールで自滅」等に始まりスイングの空中分解、緊張感でもボーンヘッド、打ち急ぎ、失敗を数えれば星の数ほどあります。30年以上前の記憶でも今も鮮明に覚えています。
上達するペースは皆さんそれぞれ違いますが、上達していく人たち(シングルハンデ、それ以上になる人たち)はよく似た上達の道を通るはずです。私は「上達に近道はないんじゃないか」と思います。それぞれ皆さん目標が違うので、その目標までのベストルートは存在しても「ベストルート=近道」とは限りません。長年指導者をさせていただき分かることは、近道を行こうとすればするほど目の前の壁が急になり「途中で嫌になる」可能性が出てくることです。
目標の地にゴールしてから「途中凄く時間がかかったようでも、振りかえれば意外とそれが最善だったことに」気付くことがあります。でもそれは途中では分からないのです。ゴールしてみないと見えない景色があるのは全てにおいて共通しているのではないでしょうか。ブログを書いてる私自身がまだまだこれから努力を重ねていかなければなりません。