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30日の振り返り

 30日は個人レッスン会を開催させて頂きました。今回のブログは私のレッスンを初受講頂いた方を振り返ってみます。スライス系の球筋でボールかしっかりと捕まらないというお悩みの方です。まず初見ですぐに私のレッスン動画をしっかりとご覧いただき「右手が上のスイング」の練習をしっかり積んでレッスンにお越し頂いたことがよく分かりました。そしてすぐに「良い点はたくさんあるのですが身体全体の動作のバランスが良くない」ということに気付きました。修正しなければいけない点はすぐに分かりましたが、その修正する手順がポイントです。スイングのバランスが悪いことで①腕に頼り過ぎている②ダウンスイングから右サイドが下がったダウンスイングになる③クラブと身体が開き気味でインパクト④手で無理やりクラブを閉じる。という状態でした。これは多くの人に起こり得るミスですが、根本となる原因は一人一人違うので、修正するポイントと手順を間違えないようにしないといけません。

 今回レッスンをご受講頂いた方の一番最初に取り掛かった修正内容は「左手のグリップ」です。完全に余談ですが、私流に自分の左グリップを名付けると「100万円の左手グリップ」です。これをきっちり習得する為に一年間専門学校に通ったと言っても良い握り方です!緻密な精度で左手グリップを私は指導できます。なんせそれだけ言える程「左手の握り方」は重要です。そして今回のレッスン生の方は左手のグリップがトルクがかかり過ぎてサイドブレーキを引いた状態になっていたのです。この状態でアクセルと吹かすと、吹かした瞬間に身体全体が歪んでしまう、そのズレをインパクトで調整するという状態になっていることが容易に想像できました。

 今回ご指導させて頂いたポイントは①頭と腰の位置のバランス②ボールの位置③グリップ、大きく分けるとこの三点ですが、重要な手順は③②①の順番です。最重要なのはグリップです。グリップが変わってくることで必ずボールの位置も変わってきますし、その後からスイングバランスがよくなってきます。

 グリップの練習は反復練習が必要です。いきなり正しい握り方を石膏で固めるような練習スタイルをとるより「ズレて失敗しながらまた修正する」ような少しずつ正しい握り方を習得していくことが意外と早く技術習得出来るように他のレッスン生を見ていると感じます。