レッスン生からメッセージをいただきました。
先生、メールありがとうございます。先生には本音を伝えておきます。
パターも去ることながら、今本当に悩んでいるのは、最初の5Hでゲームを投げてしまうことです。その時点でボギーペース以下に居ないとゲームを諦めてしまうのです。80台も出ないだろうし、先輩達とのスコア勝負にも勝てないなと思った瞬間、糸が切れてしまうのです。
このままだと18H回れなくなるだろうし、最期はゴルフが嫌になる気がします。だから、どうしたらいいのか、ずっと考えています。
先生はどうされていますか?またプロの方達は凡ミスで勝ち負けから脱落してしまったら、どんな気持ちで残りのホールを回っているのですか?
次回お会いした際に何かアドバイス頂けたらと思っています。長くなりすみません。
このメッセージをいただいたレッスン生には個別にフィードバックをさせていただきましたが、今回のブログではご質問に対する私の考え方を書かせていただきます。
私はどんなに調子が悪くても「絶対に投げません。腐りません。投げやりなプレーはしません。」一打一打今考えられる最善を尽くします。何故なら「癖」になるからです。すぐに投げやりになってしまう癖、すぐカッとなる癖、色々あります。私は「すぐにビビってしまう癖」と「諦めが悪いのが癖」です。「ゴルフには生き様が出る」そう私は考えています。と言うことは、その「癖」があなたの生き様になってしまうのです。「嫌ですね。私は少しでも変えたいです。」だから私は努力します。性格もスイングも一度「癖」がつくと変えるのは大変です。だからこそ「三つ子の魂百まで」と言うのかもしれません。それでも「気づくことが出来れば人間は変われるんだ」と私は信じています。
私はゴルフを投げないもう1つの理由は「今日のプレーは今日で終わらない」ということを知っているからです。ゴルフプレーを高頻度で続けていくとそのことに必ず気付きます。今日のプレー、もっと細かく言うと「今からのワンショット」は、これからのゴルフに必ず影響を与えます。そのことに気づけると心掛けが変わるはずです。私も昔は「プレーを投げてしまう癖」でしっかりとゴルフをしてきたので分かります。自分の経験からお伝えすると、プレーを投げてしまう癖がある人は目標設定が短期的過ぎるかもしれません。もちろん今日そして今が非常に大事ですが、それ以上に「今日そして今の積み重ねが未来を作る」と考えれば、今日そして今の調子の悪さに一喜一憂するのではなく、今調子が悪くても自分が何をしなければならないのかを冷静に見れるようになります。
投げやりにプレーしようが、自分自身を良くしようと必死になってプレーしようが4時間ちょっとでその日のゴルフは「あっ」と言う間に終わります。人生と似ているかもしれません。「投げるのもいいけど、それなら楽に楽しもうよ。」と私は考えています。