今日の午前中は少し時間が空いたので、私は急いでクラブの作製に取り掛かった。自分のクラブの調整と東京のお客様のオリジナルクラブを同時に作製を始めた。先日私はクラブテストの為にラウンドした。神奈川のお客様の為に作製しているクラブのテストと自分のプロトタイプクラブのテストのため、そしてオリジナルパターが3本だ。このテストがとても重要だ。クラブはコースで使ってみないと分からない。練習場ならまだ分かることがたくさんあるが、よっぽど目の肥えた者でなければ鳥籠で打っても打感とインパクトの球離れぐらいしか分からない。と私は思っている。だから時間を作ってコースでテストする。
テストで分かったことがたくさんあった。「パターは良い感じに仕上がった。お客様のクラブはとても良い感じだ。今までの経験がとても生きている。」しかしプロトタイプ号は新しいコンセプトで作ったので、修正しなければいけないところが何点かあった。「またやり直しだ。」ラウンド終了後「ちょっと嫌になる。これで何回目だろうか。」こんな風にも思えた。「前のままで十分良かった。」しかし運良く閃いてしまったのだ。「必ず前よりも進歩する。来年も確実に進歩しなければならない。もう今から準備を始めなければ来春には絶対に間に合わない。だからこそ今やらなければならない。」
そして今日の朝から気をとり直してやり直している。新しいことに取り掛かると大概失敗する。「10回に1回成功すれば良い方ではないのか?」だからこそ何度も何度もやり直す。人がやらないことを必死になって突き進んでいくと見えるものがある。やった人にしか分からない。
来年から少しずつ自分がやるべき事とやらない事を分けていく。その時にこの作業は他の人に任せられない。なぜなら今までやってきた情報は頭の中に叩き込んであるからだ。