16日のラウンドの振り返りをブログでさせていただきます③
前回までのブログでは、16日のラウンドレッスンでは「芝生の上での経験(成功体験)不足」を補う「何か」を形にすると同時に「経験値」を増やすご指導をさせていただく。と決めたところまででした。
その「何か」とは「ボールの前側(ボールの左側)を打ちにいく」インパクトイメージをつくることです。(詳しくは後日「垂木プロゴルフチャンネルにて動画レッスン」としてアップロードさせていただきます。)
練習場のマットの上ではボールの手前からクラブが入ってきても「ダフってるのか」分かりにくいのですが、ゴルフ場の芝生の上になると少しでもボールの手前にクラブが入ると「ダフリ」です。この「環境の差」が「インパクトイメージの差」になっていきます。「マットなら少し手前からクラブが入っても何とかOK」この些細なミスを繰り返していくと、ソールを滑らしながらボールをクラブフェースで擦り上げる様なインパクトイメージを作ってしまうことがあります。ある意味「これ」がゴルフショットにおける諸問題の根源になっている可能性があると私は考えています。
マットの上でのアプローチレッスンでは「ボールの左側を打つ」とご指導させていただいても腑に落ちない可能性があります。何故ならマットの上は「少しボールの手前から入った方がソールが滑って結果がいい」なんてことがあるからです。しかしゴルフ場の芝の上では誤魔化しは効きません。「ボールの左側を打つ」という指導はゴルフ場でより腑に落ちることでしょう。私はゴルフ場でしか出来ない指導はたくさんあると思います。
【追伸】
「ボールの手前からソールを滑らすインパクトイメージ」は「クラブのロフト角をボールの下に潜り込ませる様なインパクトイメージ」を湧きやすくさせてしまします。ボールも上がり易そうで、ゴルフを始めてすぐの頃は「良い事尽くめ」の様に感じます。しかし最初にこのインパクトイメージを脳にインストールさせてしまうと実は後から非常に大変です。この情報通りに動作すると、右肩が下がったインパクトを作るスイング動作が出現します。この動作が出現すると多少プログラムを変えたぐらいでは大きく変化しない筈です。きっと最終的には「エラー」が表示されます。私自身このミスでうまくいかない時間をとても長く過ごしました。だからこそ本当に良くなって欲しいと思いレッスン生には口煩くお伝えしています。