最近「ハーフで30台のスコアが出たよ。」というご報告をたくさんいただきます。大変嬉しく思います。今回のブログでは、ハーフ30台を出されたおひとり、「Tさん」のことについて触れたいと思います。この方は毎週レッスンに通われてます。レッスンさせていただいている期間は長いです。私が事故に遭って、昔のスイングが出来なくなって「新しいスイング」で指導を始めた時からずっと私についてきて頂いた方です。最初の二年間は毎週「引っ張り型」の指導をさせていただきました。(練習場の右端の打席から左端のネットに飛ばす練習です。)当時はユーチューブも無く、このようなスイングを指導をする人はほとんどいないスイングでした。最初の頃はゴルフコースに出ればボロボロだったと思います。
2年を超えてくると今までの癖が変わってきます。新しい動きに慣れてきます。少しずつ「引っ張り型」の動きに慣れてきます。そうすると「芯に当たった時に距離が出ます」10発打てば1発ブッ飛ぶ感覚です。まだこれではコースでは太刀打ち出来なかったと思います。でもその「飛ぶ一発」は今までのものとは全く違う感覚だったことでしょう。
3年を超えてくると「スイングのチェックポイント」が少なくなってきます。練習場ではアイアンとウッド系のスイングが似た感じになってきます。そうするとコースでも練習場で出来ていたスイングが偶に出来てきます。
4年目を超えてくると、あまりスイングのことを、あれこれ考えなくてもよくなってくるはずです。「無意識でスイングできる」という感覚でしょうか。ドライバーはゆっくり振っても「そこそこ飛ばせる」状態になられてくるはずです。こうなればコースで90のスコアは必然的に切れてきます。調子よくラウンド出来れば80台半ばでラウンド出来ていたでしょう。この頃に少し「流し型」スイングの練習を取り入れ始めました。コースの傾斜に対応するためです。
5年目、ハーフ30台を出せるところまできました。この先、両方のスコアが30台を出せるようになると私は思ってます。そうするためには、ハーフ30台のスコアに慣れるから、ハーフで「36」の数字を拝めるようになることが必要です。このハーフで「36」という数字は、現状で見ると結構大変に感じるかもしれません。でも心配ないです。最初の2年のベースが「Tさん」にはあります。今までのペースでやることが出来れば、ここからの1年から2年後にその結果が出せていると私は考えています。それと同時に両方のスコア30台も達成していくでしょう。
「Tさん」の良いところは、非常に素直なところです。ずっと私という一つに的を絞ってやってきていただきました。この「的を絞る」ということが大切でした。結果が出にくい人は的がブレます。この最大の問題点は、的がブレることで「新たな悩み」が出ることです。的を絞れば集中力が出ます。これはパッティングも同じです。情報等がありすぎて「あれこれ悩む」から集中力が出せないのです。今年に入り30代のスコアや競技の優勝など嬉しいご報告をたくさんいただきますが、結果を出せている人は間違いなく「ブレが少ない」です。