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雨に学ぶこと。

 今日は雨です。雨の日のラウンドは「欲張らないラウンド」の仕方を習得する日です。雨の日はドライバーショットで殆どランが出ません。地面が泥濘んでいてFWもアイアンもいつもより飛距離が出ません。そんな雨の日だから、感じること、習得できることがあります。

 それは「欲張らないこと」です。雨の日のラウンドは「欲張らないラウンド」の仕方を習得する日と考えていただいてもいいでしょう。 

 雨のラウンドレッスンで感じることに、ほとんどの人は雨の日に「思い切って」されることが、長いクラブを使っての「フルスイング」です。私は雨の日はアプローチやショートパットに「思い切って」を使うべきだと考えます。グリーンが濡れていて止まりやすくショートしやすいので「思い切って」という気持ちがカップに近くなる程に必要になるのです。

 雨の日は「スイング」で無理をせず、「コースマネジメント」に思い切る気持ちが必要となる日だと私は考えています。これが反対になると自然に逆らうことになります。

 「欲」とは谷を欠くと書くようです。私も欲張りですから、ゴルフプレーで「よく失敗」しています。ゴルフプレーから自然には勝てないことをあれほど教わっているのに、その教訓をすぐ忘れてしまいます。己の欲をコントロールする術を覚えることが、ゴルフが本当に上達することなのかもしれません。

 雨の日のラウンドには、ゴルフ上達のエッセンスと、自然と戯れるというゴルフ本来の楽しさがあると私は思っています。