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ドライバーの飛距離より「アプローチ&パター」が重要だと思う理由。

 中日クラウンズが開催される【名古屋ゴルフクラブ和合コース】がなぜ良いスコアが出にくいコースなのかが、この動画からその理由を少し読み解くことができます。

 まず動画の最初に始まるのが「カップ切り」です。もう一人の人が現れて始めたお仕事が「スティンプメーター」という道具でグリーンの速さを測り始めます。そして「コンパクション」という道具で、カップ周辺のグリーンの硬さを計測し始めました。

 和合ゴルフ場のグリーンは、昔ながらのゴルフコースで砲台になっていて「小さいグリーン」です。その砲台で小さなグリーンが「トーナメントスペック」になり牙を剥きます。グリーンが硬くなりボールを止めれなくなります。しかもグリーンがツルツルになり速くなるのです。クリーンにヒット出来たアイアンショットのボールでもグリーン上に止めることが難しくなり、グリーンに乗せようとするならアイアンショットで砲台グリーンを少し手前から転がすか、バンカー越えのギリギリを攻めるかです。

 うまくグリーンに乗せることができても、奥からのパターは下りです。もしグリーン奥からのアプローチになれば下り傾斜を止めることが出来ずに、またグリーンを出て行く可能性があります。

 そしてグリーンがとても速くなり、目に見えないような傾斜の影響を受け始めるのでショートパットに苦労します。

 「やっとの思いでグリーンに辿り着いて、そこから下り傾斜のパターを打つ気分」。競技を経験したことがあるゴルファーならこの大変さを分かる筈です。ホールアウトまで緊張感が抜けません。飛距離を出すことも重要だと思いますが、クラウンズを観戦するといかにアプローチとパターが重要かが分かります。「スコアを出すならアプローチ、パターが重要」です。それはトーナメントの選手も、レッスン生もそれは変わらないです。アプローチ、パターの練習をしっかり頑張りましょう。特にシングルハンデを目指す人はショートゲームは練習量が必須になります。