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「集中力の継続時間」と「技量」の関係性

 今回のブログは私の考える「素振り」における「集中力継続時間」と「技量」の関係性についてです。素振りはボールがないことがメリットです。集中力がボールに向かいません。

 ここからお伝えする「集中した素振り」とは、動作や動きのポイント(考えること)を一つだけに絞って、それ以外のことは全く考えずに素振りを続けることです。(例)「振り抜く」ことを考えて素振りをすると決めたなら、「振り抜く」ことだけを意識して素振りが出来るかどうかです。「振り抜く」ことを考えて素振りをしている途中で「足の動き」などが気になった時点で、集中力が一度切れたということです。一つのことだけを意識してどれだけの時間素振りが出来るかどうかである程度技量を計れます。

 集中した素振りが3〜5分できる人は、まだ少し集中力が足りません。きっとボールを打つ時には、インパクトとスイングの両方を考えながらボールを打つことになるでしょう。

 集中した素振りが15分出来るようになった人は、ボールを前にしても、スイングのことを「あれこれ」考えなくても「そこそこ」ボールを打てる技量になってきていると思います。

 集中した素振りを30分出来る人は、ボールがあっても素振りと「ほぼ同じようなスイング」でボールを打つことができるようになっていると思います。「素振りのようにボールを打てたらいいのに」こんな言葉を聞いたことがあると思います。この理想の形になってきているということです。

 集中した素振りを1時間出来る人は、スイング技量は「パープレー」で回る技量を有していると思います。「心技体」 を満たしていなければ1時間素振りを続けることは難しい筈です。「無茶振り」や「手振り」ではこれだけ長くクラブを振ることは出来ないはずです。体力、気力が充実していないと「集中した素振り」を続ける事は難しいのです。

 前回、今回のブログでは「素振り」の練習をお勧めしましたが「ただ長い時間素振り」をしたらいいわけではありません。バランスが良くない素振りを繰り返せば、必ず腰痛や肘痛になります。「自分で自分を壊してしまう」ことはよく起こります。素振りに慣れてない人はクラブヘッドの重さを感じながら、ゆっくりとしたスイングをまず3分から始めてください。